論証(強化・弱化)
★★★ 難しい
GMAP
68 / 69 問
QUESTION #575
【論証:社内公募制度の導入と離職率の相関について】
当社は、若手社員のキャリア自律を促し、離職を防止するために「社内公募制度」を来年度から導入すべきである。先行してこの制度を導入した同業他社のB社では、導入後の2年間で20代社員の離職率が30%低下したという報告がある。また、当社が行った意識調査でも、若手社員の6割が「将来的に別の部署でスキルを磨きたい」と回答している。したがって、公募制度によって自らの意志で異動できる環境を整えることは、社員のモチベーションを維持し、人材流出を防ぐ最善の策である。

問:この論証が成立するために、書き手が「隠れた前提」として置いている事柄はどれか。
他社の成功例を自社に適用する際、書き手が「両社は同じ状況である」と勝手に仮定していないか探してみましょう。
解説
GMAPで頻出の「前提」特定問題です。書き手はB社の成功事例(離職率低下)を根拠に、当社でも同様の効果が得られると主張しています。これが成り立つためには、B社と当社で「そもそも離職が起きている原因」が同じである必要があります。もしB社の離職理由が「キャリアの閉塞感」であり、当社のそれが「給与水準」であれば、公募制度を導入しても解決には繋がりません。したがって、(A)の「離職理由の共通性」が論理の土台(前提)となります。
論証(強化・弱化)
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