【文章】
情報技術の発展により、現代人は膨大な量の情報にさらされている。こうした環境の中で、「情報リテラシー」の重要性が強調されることが多い。しかし、情報リテラシーを「正しい情報と誤った情報を見分ける能力」と定義するだけでは不十分かもしれない。
そもそも、ある情報が「正しい」かどうかを判断するためには、前提となる知識体系や価値観が必要である。同じデータを見ても、異なる立場の人間が異なる結論を導くことは珍しくない。統計の数字一つとっても、それをどの文脈に置くか、何と比較するかによって、まったく異なる意味を持ちうる。
したがって、真に求められる情報リテラシーとは、単に情報の真偽を判定する技術ではなく、情報が生産される文脈・目的・利害関係を読み解き、複数の解釈の可能性を保持しながら判断を下す能力ではないだろうか。
【設問】
文章中の「情報リテラシー」についての筆者の見解として正しいものはどれか。
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